浴室の広さ
主に3種類の浴室の広さタイプが挙げられます。
0.75坪の浴室タイプ
120cmの浴槽が利用できる広さです。
浴室の洗い場が少し狭い印象です。
1坪の浴室タイプ
140cm-160cm×80cm-100cmサイズの浴槽が利用できます。
0.75坪の浴室タイプと比較して広々とした利用ができるタイプです。
1.25坪の浴室タイプ
1坪タイプと同様の140cm-160cm×80cm-100cmサイズの浴槽が利用できます。
浴室の洗い場が非常に広々と利用できます。
浴室のリフォームは現場施工型か、ユニットバスか
現場施工型
現場で、浴槽・水栓金具・タイル・天井・壁・床などを組み合わせて、浴室をつくり上げます。ご自身でカスタマイズし、浴室を実現できます。デザインにこだわりたい。タイルに好きな柄を入れたい。浴槽にこだわりたい。など理想がある方におすすめのタイプです。
但し、現場施工タイプは、完成までに費用も時間がかかります。そのため、予算と施工期間は余裕を持って確保しましょう。
ユニットバス型
すでに完成された形でメーカーから提供されているタイプの浴室です。リフォームメーカーのパンフレットやショールームでユニットバスを比較することで、ご希望の浴室を見つけることができます。ユニットバスは、現場施工タイプのように、浴室をカスタマイズすることができません。しかし現場で容易に組み立てることができるため、施工にかかる時間を短めになります。また、ユニットバスは保温性や防水性に優れています。さらに、目地が少ないため、掃除がしやすいのがメリットです。
浴槽のリフォーム種類は?
和式の浴槽
和式の浴槽のサイズは、長さが約80-120cm、深さが約60cmです。
和式の浴槽は、深さがあり肩までじっくりと浸かりたい方におすすめです。膝を体育座りのように折り曲げて入るタイプです。
このタイプの浴槽は、日本人に馴染みがある旧来の浴槽タイプと言えます。
洋式の浴槽
洋式の浴槽は、幅が約120-180cm、深さが約45cmです。
このタイプの浴槽は、幅があるため足を伸ばして、リラックスした状態で、浴槽に浸かることができます。洋式の浴槽は浅く、体を倒した状態で浸かるため、起き上がるときに注意が必要です。高齢の方のために、浴室に手すりなどバリアフリーの補助具を設置することをおすすめします。
和洋折衷式の浴槽
和洋折衷式の浴室は、幅が約110-160cmで深さは約60cm程度で、和式・洋式タイプの中間にあたる浴槽で、最近の浴槽タイプの中でも人気が高いです。
浴槽の素材について
ホーロー
ホーローは、2種類のタイプにわけられます。鉄板のほうろうと、鋳物のほうろうです。ホーロータイプは、ガラス質のためなめらかな肌触りで、色も綺麗で人気があります。鋳物のほうろうは、厚みをおびた素材でできているので耐久性に優れています。しかし、傷がついてしまうと、錆びてしまう恐れがあります。このタイプは、重量がかなりあるため、2階での設置が難しく1階での利用が多いです。
ステンレス
ステンレス浴槽は、昔からよく使われています。この浴槽の特徴は、なんといっても耐久性です。保温性に優れ、傷にも強く、サビにも強いです。ステンレスタイプは、費用も安定していて人気があります。
FRP(エフアールピー)
FRP(エフアールピー)の浴槽も最近人気が上がってきています。FRPとは、ガラス繊維で強化されたプラスチック(fiber glass reinforced plastic)の事を意味します。FRP (エフアールピー)は浴槽素材の中でもスタンダートです。樹脂素材でできているため肌触りが良くて保温性にも優れています。色も豊富で根強い人気があります。
人工大理石
高級感があり、上質な浴室に仕上げたい方に人気があります。人工大理石の浴槽は、ポリエステル系とアクリル系の二種類のタイプにわけられます。ポリエステル系は、肌触りがよく保湿性に優れています。一方、アクリル系は、しっかりしている素材なため耐久性に優れています。ポリエステル系はアクリル系と比較して費用が割安です。
浴室メーカーを選ぶ
浴室のリフォームは、TOTO・LIXIL・パナソニック等さまざまなメーカーが提供しています。まずは各メーカーの商品を展示・紹介しているショールームに見学に行きましょう。どのメーカーの商品が良いかイメージが湧くと思います。
浴室にバリアフリーの機能性をもたせよう
浴室にバリアフリーの機能をつけると、高齢の方でも安心して浴室を利用することができます。
高齢の方のケガの原因として上位に挙げられるのが浴室での転倒の事故です。介護保険制度でバリアフリーのリフォームもお安く出来る可能性もありますので、ケアマネージャーとバリアフリーの費用を相談し、機能性つきの浴室リフォームを検討してみましょう。
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